エコのタネ

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自由研究をしよう

紙を手作り新聞紙や牛乳パック、雑誌などの紙は、どのようにリサイクルされているのでしょう?牛乳パックをつかって、リサイクルのしくみを学びましょう。

用意するもの

材料やどうぐ
  • 1リットルの牛乳パック
  • 容器トレイ(20cm×15cmくらいのもの)2つ
  • 目の細かい網(なければふきんなどで代用)
  • ハサミ/カッター
  • ミキサー(なければペットボトルで代用)
  • 大きめの洗面器
  • 下敷き
  • タオル

作り方

かならず大人の人といっしょに紙を作ってください

牛乳パックを水であらい、ハサミで切ってひらきます。

大きめの洗面器に水を入れ、牛乳パックを2~3日つけておきます。
※つけておくかわりに、鍋で煮ると早く水がしみこみます。

牛乳パックに水が十分しみ込んだら、牛乳パックの外側と内側についているシートをはがして紙だけにします。

容器トレイと網をつかって、紙をすくための枠を作っておきます。
13cm×8.5cmくらいの大きさで、2つの容器トレイの底を切り抜きます。
穴のあいた2つの容器トレイの間に、網をはさみます。

紙だけになった牛乳パックを、細かくちぎります。
ちぎったものを少しずつミキサーに入れ、ミキサーの2/3ほどの高さまで水を入れたら、ドロドロになるまでミキサーにかけましょう。
※ミキサーがない場合は、細かくちぎったものをペットボトルに入れてドロドロになるまで振りましょう。

ドロドロになったものを大きめの洗面器に入れ、さきほど作った枠を入れてすくえるくらいまで水を足します。

枠をつかって、均一になるように紙をすきます。

網をはずして、タオルの上に置いた下敷きに載せます。
タオルで押さえるようにして水を切ります。

窓に貼って、水分がなくなるまで乾かします。

(手作り紙の完成)

観察ポイント

牛乳パックをちぎった部分はどうなっていますか?細い糸みたいなものが見えますね。これが「繊維」です。

解説
紙は植物の繊維から作られますが、植物をちぎっただけで紙にすることはできません。
それは、繊維どうしが固く結びついたままだからです。

工場などで紙を作るときは、植物を煮たり機械で叩いたりすることで、繊維をバラバラにします。
このバラバラになった繊維を再びからませることで、紙を作っています。
紙をリサイクルして再生紙を作るときは、みなさんがしたようにもう一度繊維をバラバラにして、再びからませているのです。