エコのタネ

おぼえたいエコことばやみんなでできるエコ、手作り教室などをご紹介

自由研究をしよう

色を作ろうみんなが見ているテレビや雑誌は、とてもカラフルですね。一体いくつの色がつかわれているのかや、テレビと雑誌で色の作り方は同じなのかを学びましょう。

用意するもの

材料やどうぐ
  • 絵の具(空色/赤紫色/黄色の3色)
  • パレット
  • 白い紙
  • セロファン(赤色/緑色/青色の3色)文具店などで買えます
  • 懐中電灯(できれば同じ型のもの)3つ
  • ハサミ
  • セロハンテープ
  • 10倍くらいに拡大できるルーペ(あれば)

かならず大人の人といっしょに実験をしましょう

色の3原色

解説
  • 雑誌や新聞紙などのカラー印刷は、「色の3原色」に基づいて作られています
  • 色の3原色とは、シアン(Cyan:明るい水色)/マゼンタ(Magenta:明るい赤紫色)/イエロー(Yellow:黄色)の3色です
  • それぞれの色の頭文字をとってCMYと呼ばれる3色は、混ぜ合わせることでさまざまな色を生み出すことができます

実験

絵の具を使って、色の変化を見てみましょう。
シアン=空色、マゼンタ=赤紫色の絵の具を使ってください。

2色を同じだけ混ぜると、以下のようになります。
・空色+赤紫色=青色
・赤紫色+黄色=赤色
・空色+黄色=緑色

3色を同じだけ混ぜると、黒色になります。
混ぜる量を変えて、自分の好きな色を作ってみましょう。

3色を同じだけ混ぜても、絵の具の黒ほどまっ黒にはなりませんでしたね。印刷をするときには真っ黒も必要なので、キープレート(Key Plate:黒色)というインクを加えた4色(CMYK)が使われています。

光の3原色

解説
  • テレビの色は雑誌などの印刷物とはちがい、「光の3原色」に基づいて作られています
  • 光の3原色とは、赤色(Red)/緑色(Green)/青色(Blue)の3色です
  • それぞれの色の頭文字をとってRGBと呼ばれる3色も、重ね合わせることでさまざまな色を生み出すことができます

実験

懐中電灯にそれぞれの色のセロファンをかぶせます。

光の入らない暗い部屋を準備します。(夜がオススメ)
懐中電灯のスイッチを入れ、白い壁や白い紙の上で光を重ね合わせます。

2色の光を重ね合わせると、以下のようになります。
・赤色+緑色=黄色(イエロー)

・緑色+青色=明るい水色(シアン)

・赤色+青色=明るい赤紫色(マゼンタ)

3色の光を重ね合わせると、白色になります。

さらにやってみよう

雑誌やテレビは、それぞれの3色を用いてさまざまな色を表していますが、色を重ね合わせてはいません。
3色の小さな点が集まることで、さまざまな色に見えるようにしているのです。

テレビの画面や雑誌を10倍くらいに拡大できるルーペで見ると、小さな点がたくさんあることが分かると思います。

長時間見続けると気分が悪くなることがあるので注意しましょう
テレビ画面のまぶしい部分は見ないようにしましょう