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2022年 第1回野鳥観察会と巣箱設置を実施2022.03.03
2022年2月16日に観察できた野鳥と巣箱設置についてご紹介します。
今回、エナガを初めて観察できました。スズメよりも小さな体に長い尾羽が特徴です。群れで活動し、日本の広い地域で一年中観察できるようですが、弊社で確認できたのはこの1羽が初めてです。尾羽をフリフリする姿はとても愛らしいのですが、残念ながらカメラに姿を納めることはできませんでした。
調整池には冬鳥のコガモが飛来していました。目の周辺から首にかけて緑色(ダークグリーン)をしているのがオスで、茶系の地味な色をしているのがメスです。オスの緑色は求愛に向けた変化で、シベリア等から飛来してすぐの頃はメスと同じような茶色です。ところで、コガモは「子鴨」ではなく「小鴨」と書き、日本でもっとも小さいカモだそうです。私はずっと「コガモ=カモの子ども」だと思っていたので、知ったときは驚きでした。
続いて観察できたのはツグミです。ツグミも10月頃にシベリア等の北国から飛来します。体は茶褐色~黒褐色で、胸のあたりにまだら模様があります。地面をトトトトトッと進んでは胸を張って何度も立ち止まっていました。まるで「シャッターチャンスを作ってあげたよ!」と言わんばかりのポージング。サービス精神旺盛な野鳥でした。
また、今年も構内の10ヵ所にスズメとシジュウカラ用の巣箱を設置しました。昨年は9ヵ所中6ヵ所で繁殖活動が確認できた一方で、2ヵ所は蜂と毛虫の巣となっていたので、巣箱を開けた際に悲鳴を上げてしまいました。今年は小鳥たちだけに使ってもらえるといいな。
一年でどんな野鳥が観察できるか楽しみです。
キヤノンエコロジーインダストリーは今後も野鳥を通じた生物多様性活動に取り組んでいきます。