キヤノンでは、プリンターメーカー共同での「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」をはじめ、さまざまな方法でインクカートリッジの回収を行っています。
回収されたインクカートリッジは弊社に集まり、インクカートリッジのための自動リサイクルシステム「CARS-I」※で再資源化、インクカートリッジ等の材料に再利用されています。
※CARS-I: Canon Automated Recycling System for Ink Cartridge
キヤノンでは、さまざまな方法で使用済みインクカートリッジの回収を行っています。
販売店
カートリッジ回収スタンドを販売店の店頭などに設置。キヤノン営業窓口へのお持ち込みも可能です。
インクカートリッジ里帰りプロジェクト
プリンターメーカーが共同で、全国の郵便局や自治体の施設などに回収箱を設置しています。
ベルマーク運動
学校を通じての回収では、ベルマーク点数に交換しています。
キヤノン社内
キヤノンの各事業所に回収スタンドを設置、社員や家族、お客様の利用分を回収しています。
回収された製品の機種別の選別から、解体、粉砕、洗浄までの工程を、一貫した自動化ライン「CARS-I※」で効率的に処理していきます。
リサイクルされたプラスチック原料は、キヤノンの生産工場に送られてインクカートリッジの部品に再利用(クローズドリサイクル)されています。
また、社内外で使用するプラスチック製品の原料や、熱源としても有効利用されています。
2016年までの累計で、約540tのリサイクル材をキヤノングループ内で再利用しました。
※ CARS-I:Canon Automated Recycling System for Ink Cartridge
家庭などから出たインクカートリッジが回収されます。
回収したインクカートリッジの純正品以外を取り除くなど、人の手で大まかな選別をした後、自動リサイクルシステムCARS-Iに投入。カメラの画像判断、文字判断を用いさらに細かく選別していきます。
カートリッジのラベル、ふた、インクの吸収体の順に自動で素材別に解体されます。
カートリッジのふた、ケースは粉砕機で細かく粉砕されます。
粉砕された素材を洗浄し、不純物を取りのぞき、素材の純度を高めます。
粒状にした素材を袋に詰め、キヤノンの生産工場へ出荷します。
再資源化された材料を用いたインクカートリッジが市場へ出荷され、お客様のもとへ。